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インド旅行記2サダルストリート

[はじワル的旅とエッセイ ]

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さて、インド到着初日の話。

カルカッタの空港に到着したのは深夜の二時過ぎ。

同時刻に到着したダッカからの便と並んで、その日の最終便だった。

そのため出国してすぐに、同じ便で来たインド人達はみなめいめい帰宅の途に着く。

ツーリストの一人や二人いるだろうと思っていたら、誰もおらず、空港にポツンと残されたのは僕だけである。

うーんこまった、こんなところは早めに出てしまおう、と
空港前に数台残っていたタクシーに乗り、
とりあえず名前だけは知っていた”サダルストリート”へ向かう。

”サダルストリート”はいわゆる安宿街というやつで、
世界中からバックパッカーを中心に旅行者が集まる街だ。

こういう安宿街は世界中いろんな町にあって、
バンコクのカオサンがなんといっても有名だけど、
宿はもちろん、飲食店、両替所、インターネットカフェなど、
旅行者に便利なものがだいたいそろっている。

とりあえずその国に初心者の間はこういうところにいれば、
必ず誰かしら日本人にも会えるし、
まあ、たいていのことは何とかなるようになっている。


最近では、さらに”沈没組”とか、”外こもり”とか
言って住み着いちゃうような人もいるようだ。


とはいうものの、僕はこういうところのど真ん中に泊まるのは
あまり好きじゃなくて、たいてい、こういう通りから歩いて五分以内程度の宿を選ぶ

、時刻は深夜二時を回っていたけれど、なんとかその日は宿を確保してほっと一息つく。

さてこのサダルストリート。明るい時間に歩くといろんな人がいるのに気づくのだが、地元の人はこの手の町ではおなじみの、客引き、屋台、リキシャー、ハッパ売り、暇人とお決まりの人々ばかりなので、むしろ地元のインド人よりもここに来ている日本人や欧米人のほうが面白かったりもする。

浮浪者の家族に混じって、道端に座り込み、なにやら一所懸命話を聞いている白人の中年女性がいたと思えば、その向かいには、えたいの知れない呪術的な模様を顔に書いて、いろいろキメちゃってる感じの白人男性がいて、そのそばを本場のサドゥー顔負けの年期入ったドレッドヘアの日本人男性が通り過ぎる。

なんで、そんなことをしてるのか聞いてみたいところだけど、まあここはインドだしな、みんないろいろ思うところあるんだろうな。

なんだか、こーいうところでは他人の行動をあまり気にとめなくなるような気がするなあ。

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